赤ちゃん(新生児)の結膜炎とは?【症状・原因・治療】

赤ちゃん(新生児)の結膜炎とは?【症状・原因・治療】

このページでは

 

●赤ちゃんの結膜炎【症状・原因・治療】

 

についてわかりやすく説明します。


 赤ちゃんの結膜炎とは

まず最初にお伝えすること、それは

 

”大人” も ”子ども” も症状や原因、治療としては変わらない

 

ということです。

 

ただし赤ちゃんの場合は、特に免疫力がまだ十分に発達していないため、ウィルスや細菌に対する抵抗力が弱いです。

 

そのため、一旦感染すると重症化する危険性が高いといえます。

 

また、まだ立ち上がることができない赤ちゃんは、地面に落ちているものと眼球との距離が近く、目に異物が入り込みやすいので十分な注意が必要です。

 

さて、前置きが長くなりましたが、まずは「赤ちゃんの結膜炎の症状」から説明しましょう。


 赤ちゃんの結膜炎【症状】

”結膜炎” とは、まぶたと眼球の間にある薄い膜である「結膜」という粘膜組織に炎症が起こる病気です。

 

下の画像で言うと、ピンクの線の部分です。

 


画像出典:www.osaka.med.or.jp/

 

結膜は、ちょうど白目の表面からまぶたの裏までを覆っている部分であり、この部分に炎症が起きるのが「結膜炎」です。

 

参考までに、結膜炎の見た目は以下の様な症状として現れます。

 


画像出典:www.sinkokai.or.jp/

 

では、肝心の症状はと言うと、

 

●ごろごろとした違和感(特にまばたきや目を閉じた時に感じます)
●ドライアイ
●充血
●目の痛み
●目のかゆみ
●大量の目やに
●発熱(これは免疫力の弱い赤ちゃんに多く、大人には少ない症状です)

 

などが挙げられます。

 

なお、赤ちゃんは自分の言葉で症状を伝えることができないため、保護者の方が赤ちゃんの異変に気づいてあげないと、重症化してしまうリスクが高まります

 

目を閉じてやたらと目のあたりを気にする仕草や、激しく泣いたり、目やにが多く出る場合は結膜炎を疑い、大至急産婦人科もしくは小児科に連絡するようにしましょう。

 

では続いて
「赤ちゃんの結膜炎の原因」について説明しましょう。


赤ちゃんの結膜炎、原因は?

ここまで説明しておりませんでしたが、結膜炎は大きく4種類に分けられ、それぞれ原因がことなります。

 

@ウイルス性結膜炎
「アデノウイルス」や「エンテロウイルス」などのウイルス感染により引き起こされます。
なお、ウイルス性結膜炎の一つ、”はやり目(流行性角結膜炎)”は、結膜炎の中で一番多く見られます。

 

A細菌性結膜炎
「インフルエンザ菌」「黄色ブドウ球菌」などの細菌により引き起こされます。

 

Bアレルギー性結膜炎
アレルゲン(花粉やホコリなど)が目に付着することで発症するタイプの結膜炎です。
 
Cクラミジア結膜炎
「クラミジア・トラコマチス」という細菌が原因の結膜炎です。
ほとんどが性交渉によって感染しますが、赤ちゃんの場合は、母体が性病のクラミジアに感染している場合に、産道を通して感染します。

 

では続いて、
「赤ちゃんの結膜炎の治療法」について説明しましょう。

赤ちゃんの結膜炎の治療

上で説明しました通り、結膜炎にはいくつかの原因があるため、各原因によって治療法もことなります。

 

@ウイルス性や細菌性の場合
感染からくる結膜炎は感染した病原菌に効果のある抗生物質が配合された目薬が処方されます

 

大抵は、一本使い切るころ(一週間程度)にはほとんど完治しているのが普通です。

 

ただし、細菌ではなく「ウィルスによる結膜炎」の場合は、体内に侵入して他の病気を引き起こす可能性があるため、目薬の他に抗生物質の飲み薬が処方されます

 

こちらの場合は細菌性の結膜炎よりも治療に時間がかかり、完治までには一ヶ月近くかかるケースが多くなります。

 

ウィルス性結膜炎は感染力が非常に強いため、この病気の診断を受けた場合は家の中で感染が広がらないようにタオルや食器などは使い分けるようにしましょう。

 

Aアレルギー性の場合
アレルギー性結膜炎は、感染はしないものの完治は難しいです。

 

抗アレルギー作用があり、かゆみを抑えるヒスタミン系の目薬で対症療法を行うのが一般的です。

 

「アレルギー性」とつくように、アレルギーを引きおこす原因物質(アレルゲン)を特定することが出来れば、そのアレルゲンには極力接触させないようにすることが重要です。

 

ただし、アレルギー性結膜炎も成長とともに症状が消失するケースも多いので、根気よく治療を続けるようにしましょう。

 

Bクラミジアの場合
抗生剤の点眼と、目軟膏の散布が一般的です。

 

では続いて、
「赤ちゃんの結膜炎への対処方法」について説明しましょう。


赤ちゃんの結膜炎、対処方法は?

赤ちゃんの目の状態がおかしいからといって、市販の目薬は使うべきではありません。

 

原因が多岐にわたり、治療法も原因によって変わってくる結膜炎は、やはり専門医の指示に従うべきでしょう。

 

ただし、結膜炎はアレルギーや感染によって起こるケースが圧倒的に多いです。

 

そのため、

 

・生理食塩水で浸したコットンなどで目の周囲を洗浄する
・目を傷つけないよう、同じように生理食塩水を浸したコットンで目を覆う

 

などの対処を施し病院に連れて行くことは、周囲への感染拡大予防にもなるので有効な対処法になるでしょう。

 

《重要》これが一番大切!

結膜炎には、さまざまな種類が存在します。
そのため、初期の段階で「どのタイプの結膜炎なのか?」を、素人が判断するのは難しいとされています。

 

そこで、当サイトでは、
少しでも早く自分の症状を見極め、正しい治療を受けられるように、全タイプの症状や原因などを詳しく説明しています

 

「自分はウイルス性結膜炎のうち、どのタイプなのか?」
「そもそもウイルス性結膜炎なのか?細菌性?アレルギー性ではないか?」

 

そういった広い観点から、自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを見極め、正しく治療をしましょう。


 

■ウイルス性結膜炎の種類
⇒@流行性角結膜炎(はやり目)の症状・原因・治療・予防
⇒Aプール熱(咽頭性結膜熱)の症状・原因・治療・予防
⇒B急性出血性結膜炎の症状・原因・治療
⇒Cヘルペス性結膜炎の症状・原因・治療

 

■細菌性性結膜炎
細菌性結膜炎の症状・原因・治療・予防

 

■アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の症状・原因・治療・予防

 

■クラミジア結膜炎の種類
⇒@封入体結膜炎の症状・原因・治療・予防
⇒Aトラコーマの症状・原因・治療・予防


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