フリクテン性結膜炎(結膜フリクテン)の症状・原因・治療!

フリクテン性結膜炎(結膜フリクテン)の症状・原因・治療!

このページでは

 

●フリクテン性結膜炎の症状・原因・治療

 

についてわかりやすく説明します。


 フリクテン性結膜炎ってなに!?

まずは、「フリクテン性結膜炎」が何なのか、簡単に説明しましょう。

 

まず、”結膜” とは、「眼球の白目の部分 〜 まぶたの裏側」 にある薄い膜であり、目の動きをサポートし、眼球内への異物の侵入を防いでいる組織です。

 

その「結膜」に炎症が起こる病気の総称が「結膜炎」です。

 

そして ”フリクテン” とは、“水疱(すいほう)” を意味する医療用語です。

 

したがって、「フリクテン性結膜炎」とは

 

“結膜に何らかの原因で水疱ができる眼病”

 

 ということになります。

 

■ちなみに!
水疱とは、皮膚や粘膜組織に見られる皮疹の一つであり、一般的には「水ぶくれ」と呼ばれています。
皮膚、または粘膜表層にサラサラとした水分がたまり、ドーム上に隆起した状態をさしています。

 

中身は損傷した組織から染み出してきた血清やタンパク質が含まれています。

 

では前置きが長くなりましたが、
「フリクテン結膜炎の症状」の説明に移りましょう。


フリクテン結膜炎の症状とは!?

この病気では、以下の画像のように「角膜(黒目部分)」と「結膜」の境目に水疱ができることが多いです。

 

 
画像出典:http://ameblo.jp/yoshiko-eyeclinic/

 

そして、水泡が出来ると以下のような症状が引き起こされます。

 

・ごろごろとした違和感(特にまばたきや目を閉じた時に感じます)
・ドライアイ
・充血
・目の痛み

 

なお、上で説明しました通り、水疱(フリクテン)は角膜の右端か左端に多く起こります。

 

また、数日すると目が充血し、ドライアイを引き起こし炎症が拡大します。

 

自然と治るケースも多いのですが、再発率の高い病気でもあるため、眼科できちんとした治療を受けた方が良いでしょう。

 

では続いて
「フリクテン結膜炎の原因」について説明しましょう。


フリクテン結膜炎の原因とは?

この病気の原因として考えられているのが
 
アレルギー反応

 

です。

 

戦後間もない頃までは結核菌に感染すると発症することが多かったのですが、現在では

 

・ブドウ球菌
・真菌(カビ)
・ハウスダスト
・花粉

 

などに対するアレルギーで起こるケースが多いという統計があります。

 

また、花粉症の人は花粉の時期に目をこすりすぎたり、点眼薬の使いすぎで角膜が傷つき、発病するケースもあります。

 

その他にも、

 

●疲れ目(眼精疲労)
●コンタクトレンズの不適切な使用
●慢性的なドライアイ

 

などが原因でも起こり得ます。

 

では続いて
「フリクテン結膜炎の治療」について説明します。


フリクテン結膜炎の治療とは!?

フリクテン結膜炎の治療では、原因によって治療法が異なってきますが、基本的には症状に合わせた点眼薬による投薬治療がメインとなります。

 

まず、処方される目薬としては

 

■ステロイド系(炎症を抑える作用)
⇒オドメール、フルメトロン、サンベタゾン、リンデロン、ビジュアリンなど

 

■ヒスタミン系(アレルギー反応を抑制する作用)
⇒ザジデン、アレジオン、リボスチン、パタノールなど

 

などが挙げられます。

 

一般的なフリクテン性結膜炎なら、ステロイド系の点眼薬を使えば数日で症状は消失します。

 

しかしアレルギーが原因の場合は体質によるものなので、再発を繰り返してしまいます。

 

そのため症状が出てきた時には、

 

●ヒスタミン系点眼薬の投与
●抗アレルギー薬(ザジデン、インタール、ケタス、アゼプチンなど)の内服

 

により、アレルギーの発症を抑制する治療法が行われます。

 

また、感染症が原因の場合は、抗生剤(抗菌剤)や抗真菌剤点眼薬が処方されます。

 

●抗菌点眼薬
⇒タリビッド、クラビット、バクシダールなど

 

●抗真菌点眼薬
⇒ピマシリン

 

なお、アレルギーや感染によるフリクテン性結膜炎は、以下で挙げるような市販薬での症状緩和も可能です。

 アレルギーによる場合(ヒスタミン系)

 

アルガードクリアブロックEX (ロート製薬)

 

眼涼アルファーストEX (久光製薬)

 

感染による場合(抗菌点眼薬)

 

ロート抗菌目薬i 0.5ml×20本 入り(ロート製薬)

 

抗菌アイリス使いきり(大正製薬)

 

■注意!!
眼球や結膜に傷が付いていたり、流行性の病原菌によるものや重度のアレルギーの場合、あるいはステロイド系の点眼薬が必要な場合は眼科医による治療が必要です。
一度は眼科を受診するようにしましょう。

 

では最後に、
「結膜炎を治す上で大切なこと」について説明しましょう。

《重要》これが一番大切!

結膜炎には、さまざまな種類が存在します。
そのため、初期の段階で「どのタイプの結膜炎なのか?」を、素人が判断するのは難しいとされています。

 

そこで、当サイトでは、
少しでも早く自分の症状を見極め、正しい治療を受けられるように、全タイプの症状や原因などを詳しく説明しています

 

「自分はウイルス性結膜炎のうち、どのタイプなのか?」
「そもそもウイルス性結膜炎なのか?細菌性?アレルギー性ではないか?」

 

そういった広い観点から、自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを見極め、正しく治療をしましょう。


 

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