クラミジア結膜炎(封入体結膜炎)の症状,原因,治療,予防を知ろう!

クラミジア結膜炎(封入体結膜炎)の症状,原因,治療,予防を知ろう!

このページでは

 

封入体結膜炎症状・原因・治療・予防
●治療の上で大切なこと!

 

についてどこよりもわかりやすく説明します。


 封入体結膜炎って何?《症状》

封入体(ふうにゅうたい)結膜炎とは、
「クラミジア」と呼ばれる細菌が、目に感染することによって引き起こされる結膜炎です。

 

クラミジア結膜炎には、他に「トラコーマ」と呼ばれるタイプがありますが、クラミジア結膜炎と言えば、ほとんどが「封入体結膜炎」にあたります

 

封入体という呼び名は、「クラミジア菌が集中していてる場所」が『封入体』と呼ばれることに由来しています。

 

では、この封入体結膜炎にはどのような症状があるのでしょうか。

 

大人と子ども(新生児)の場合とで、症状に違いがありますので、一つずつ説明しましょう。

 

成人の封入体結膜炎とは?

成人が感染した場合、
感染後2〜19日ほどで症状が現れ始めます

 

症状として多いのは、

 

●片側のみの場合が多い
●感染した側の耳の前のリンパ節が腫れ、痛みを伴う
●うみを含んだ黄色い目ヤニが出る
●目やにが多くなると目が開けにくくなる
●目ヤニにより、視界がぼやける(目やにを取り除けば解消する)

 

などが挙げられます。

 

さらに症状が悪化し角膜(黒目)にまで感染すると、

 

●目を洗っても視界がぼやける
●目の充血、まぶたの腫れ
●下のまぶたの結膜部分に大きいぶつぶつ(濾胞)ができる
●角膜に点状の濁りができ、光をまぶしく感じる

 

などの症状が現れることもあります。

 

また、クラミジア結膜炎の特徴としては、以下のような性感染症の症状が同時に現れることがあります。

 

●排尿時に痛みがある
●性器から膿が出る
●尿道炎や卵管炎、子宮内膜炎を起こす

 

なお、これらの症状は1〜3週間ほどで治まります。

 

極まれにですが、感染が広がると、結膜にひきつれができ、目の粘膜が荒れる場合があります

 

その場合、目の表面を覆う涙液層にも異常が出てしまい、視力が回復するまでには長期間要します

 

新生児の封入体結膜炎とは?

母体から新生児に感染すると、
生後5日〜12日ごろに発病します

 

主な症状としては、

 

●目の充血
●まぶたの腫れ
●膿を含む黄色い目ヤニが出る

 

が挙げられます。

 

さらに結膜に偽膜という分泌物の塊ができます

 

なお、
大人の封入体結膜炎に現れるような、大きいぶつぶつ(濾胞) はできません。

 

また、母親がクラミジア感染症の治療を十分にしていない場合、

 

新生児の肺やのどにも感染しますので、中耳炎や肺炎を引き起こすこともあります。


封入体結膜炎の原因とは!?

封入体結膜炎の原因となるのは、クラミジア・トラコマチスという細菌です。

 

このクラミジア・トラコマチスには、タイプ(血清型)があり、

 

●A,B,Ba,C
⇒「トラコーマ」の原因菌

 

●D〜K
⇒「封入体結膜炎」の原因菌

 

となります。

 

大人の場合、
感染源のほとんどが性交渉によるものです。

 

ちなみに患者には、
過去2か月以内に新しい性交渉相手ができていることが多いとされます。

 

その他、まれではありますが、プールの水が感染源となることもあります

 

なお、新生児の場合は、母親が性病のクラミジアに感染していた際に、産道を通して感染します


封入体結膜炎の診断とは?

眼科にある「スリットランプ」という機器で目を観察し、結膜や角膜の状態、濾胞の有無などを確認します。

 

また、結膜の組織を顕微鏡で観察すると、増殖するクラミジアの塊である「封入体」を確認することができます。

 

その他、簡単に検査できるキットも市販されています。

 

なお、患者が調べるだけでなく、性交渉相手のクラミジア有無についても、同時に調べる必要があります

 

封入体結膜炎の治療とは?

治療は主に、

 

●抗生剤の点眼
●眼軟膏を散布

 

になります。

 

症状が重い場合や、性病のクラミジアを併せて発病している場合には、抗生剤の飲み薬も使用します

 

なお、途中で薬を止めると再発する可能性があるため、

 

●眼軟膏:約8週間
●内服薬:約3週間

 

継続します。

 

また、新生児の場合も、2か月ほど点眼を行う必要があります


 

封入体結膜炎の予防とは?

封入体結膜炎は性的接触感染をおこしますので、まずは性交渉相手の性病としての症状有無を確認しましょう。

 

また、避妊具は性病の感染予防にも役立ちますので、必ず使用しましょう

 

パートナーにも治療や検査を勧めることで、感染や再発を防ぐことができます。

《重要》これが一番大切!

結膜炎には、さまざまな種類が存在します。
そのため、初期の段階で「どのタイプの結膜炎なのか?」を、素人が判断するのは難しいとされています。

 

そこで、当サイトでは、
少しでも早く自分の症状を見極め、正しい治療を受けられるように、全タイプの症状や原因などを詳しく説明しています

 

「自分はクラミジア結膜炎のうち、どのタイプなのか?」

 

「そもそも本当にクラミジア結膜炎なのか?ウイルス性?細菌性?アレルギー性ではないか?」

 

そういった広い観点から、自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを見極め、正しく治療をしましょう。


 

■クラミジア結膜炎の種類
⇒@封入体結膜炎の症状・原因・治療・予防
⇒Aトラコーマの症状・原因・治療・予防

 

■ウイルス性結膜炎の種類
⇒@流行性角結膜炎(はやり目)の症状・原因・治療・予防
⇒Aプール熱(咽頭性結膜熱)の症状・原因・治療・予防
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⇒Cヘルペス性結膜炎の症状・原因・治療

 

■細菌性性結膜炎
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■アレルギー性結膜炎
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