プール熱(咽頭結膜熱)の症状・原因・治療・予防を知ろう!

プール熱(咽頭結膜熱)の症状・原因・治療・予防を知ろう!

このページではウイルス性結膜炎のひとつである

 

プール熱(咽頭結膜熱)症状・原因・治療・予防

 

についてどこよりもわかりやすく説明します。


 プール熱(咽頭結膜熱)って何!?【症状】

プール熱とは、
正式には咽頭結膜熱(咽頭結膜熱)と呼ばれている、ウイルス性結膜炎の一種です。

 

プールの水を介して感染しやすいため、プール熱とよく呼ばれています。

 

もし「目やに」がたくさん出る場合!

 

症状として目やにがたくさん出る場合、それはプール熱ではなく、はやり目(流行性角結膜炎)の可能性があります。

 

流行性角結膜炎(はやり目)の症状・原因・治療・予防法を知ろう!
プール熱(咽頭結膜熱)とはやり目(流行性角結膜炎)の違いは?

 

 

さて、プール熱の症状としては、

 

風邪っぽい症状と、目の症状が現れます
 
では、それぞれ説明しましょう。

 

風邪っぽい症状

まず突然の高熱から始まるのが特徴です
※高いときは40℃ほどまで上がります。

 

そして次第に喉の粘膜が腫れて、痛みを感じるようになります。

 

さらには、

 

・頭痛
・だるさ
・食欲不振
・咳
・鼻水

 

などなど、
風邪に似た症状が出ることもあります。

 

目の症状

●目のまぶたの粘膜(結膜)が充血
⇒上よりも下のまぶたのほうがひどくなりやすい
●目ヤニが出る
●痛みや眩しさを感じる

 

目の症状はまず片方から始まり、次第にもう片方に現れます。
これらの症状は3〜5日ほど続くことが多いです。

 

なお、患者は子供が多く、6割が5歳以下と言われています。

 

では続いて、
「プール熱の原因」について説明しましょう。


 プール熱(咽頭結膜熱)の原因は!?

プール熱は、
アデノウイルスへの感染が原因です。

 

アデノウイルスは、
「血清型」というグループで種類が分けられていますが、プール熱の原因となるのはアデノウイルスの1、2、3、4、6、7型です。

 

中でも多いのが3、4、7型であり、近年では7型による感染が増えています

 

このアデノウイルス自体は季節によって変化はしませんが、プールでうつることが多いため、6月頃から少しずつ患者が増え、7、8月に患者の数がピークになります

 

感染経路としては、

 

●くしゃみなどによる飛沫感染
●患者の涙や鼻水などが粘膜に触れることによる接触感染

 

などがあります。

 

さて、続いては「プール熱の治療」について説明します。

 

プール熱(咽頭結膜熱)の治療は!?

風邪のウイルスと同様に、
アデノウイルスに直接効く薬は存在しません

 

そのため、基本は自分の体の抵抗力(免疫力)で自然に治癒するのを待ちます

 

症状がひどい時には、目薬、痛み止めなどが処方されます。

 

治療期間としては、一般的に一週間以内に改善することが多いですが、早く治癒させるためには、安静にしてゆっくり休みましょう。

 

なお、高熱が出ると脱水症状になりやすいので、意識して水分を多く摂るように心がけましょう

 

さて、続いては「プール熱の予防」について説明しましょう。


プール熱(咽頭結膜熱)の予防方法とは!?

上でも説明しました通り、
アデノウイルスには予防接種などのワクチンがありません

 

そのため、ワクチンで前もって予防することは不可能です。

 

しかし、アデノウイルスの感染経路は、

 

@くしゃみなどによる飛沫感染
A患者の涙や鼻水、便などが粘膜に触れることによる接触感染
などなど

 

であるため、それぞれからの可能性を抑えることが大切です。

 

例えば、「@くしゃみなどの飛沫感染」には、やはりお互いがマスクを着用し、空気感染しにくくすることが大切です。

 

そしてAに関しては、うがい、石鹸を使った手洗いを行うことで予防をすることができます

 

 プール授業での予防

「プール熱」という名前がついているため、プールで感染するのでは、と不安になる人も多いかと思います。

 

しかし、公共施設や学校のプールでは、ウイルスを殺菌するために塩素の濃度が決められていますので、感染者がいたとしても絶対に感染するわけではありません

 

ですが、
プールで感染するケースがあるのは事実ですので、プール前後にはシャワーで必ず体を洗うようにしましょう

 

 家族が感染した場合の予防

家族が感染してしまった場合には、タオルは分け、患者が入浴するのは最後にするようにしましょう。

 

タオルについたアデノウイルスは、熱や消毒で殺菌されますが、洗濯だけでは落ちない可能性がありますので、洗濯も分けると安心です。

 

対策としては、以上のようなものになりますが、ウイルスは、発症したあと7日〜14日は外に出されますので、その間はしっかりと上記対策を行いましょう。

 

また、便からは30日間ウイルスが排出されます。

 

赤ちゃんが感染した場合は、おむつ替えのときに大人に感染する可能性があります。

 

おむつ替えのときにはマスクをつけて、手洗いを必ず行うようにしましょう。


プール熱(咽頭結膜熱)に関するよくある質問!

よくある質問を、各ページでわかりやすくまとめております。
あわせてご確認下さい。

 

プール熱(咽頭結膜熱)とはやり目(流行性角結膜炎)の違いは?
プール熱(咽頭結膜熱)は大人も感染するの?
プール熱(咽頭結膜熱)の「潜伏期間」と、「出席停止」

 

《重要》これが一番大切!

結膜炎には、さまざまな種類が存在します。
そのため、初期の段階で「どのタイプの結膜炎なのか?」を、素人が判断するのは難しいとされています。

 

そこで、当サイトでは、
少しでも早く自分の症状を見極め、正しい治療を受けられるように、全タイプの症状や原因などを詳しく説明しています

 

「自分はウイルス性結膜炎のうち、どのタイプなのか?」
「そもそもウイルス性結膜炎なのか?細菌性?アレルギー性ではないか?」

 

そういった広い観点から、自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを見極め、正しく治療をしましょう。


 

■ウイルス性結膜炎の種類
⇒@流行性角結膜炎(はやり目)の症状・原因・治療・予防
⇒Aプール熱(咽頭性結膜熱)の症状・原因・治療・予防
⇒B急性出血性結膜炎の症状・原因・治療
⇒Cヘルペス性結膜炎の症状・原因・治療

 

■細菌性性結膜炎
細菌性結膜炎の症状・原因・治療・予防

 

■アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎の症状・原因・治療・予防

 

■クラミジア結膜炎の種類
⇒@封入体結膜炎の症状・原因・治療・予防
⇒Aトラコーマの症状・原因・治療・予防


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