急性出血性結膜炎(アポロ病)の症状・原因・治療・予防!

急性出血性結膜炎の症状・原因・治療を知ろう!

このページではウイルス性結膜炎のひとつである

 

急性出血性結膜炎症状・原因・治療・予防
●治す上で大切なこと!

 

についてどこよりもわかりやすく説明します。

 急性出血性結膜炎って何!?

急性出血性結膜炎とは、
結膜炎のように目が充血したり、結膜の下で出血(結膜下出血)を起こす伝染病です。

 

アポロ11号が月面着陸をした1969年に世界で流行したため、別名「アポロ病」とも呼ばれます。

 

急性出血性結膜炎では、名前のとおり結膜下の出血が特徴です。

 

これは、目から血が流れるわけではなく、あくまで黒目(角膜)の部分が斑点模様に真っ赤になります。

 

酷い場合は白目全体が真っ赤になりますが、この出血は自然と目に吸収されて無くなります。

 

季節によって患者のばらつきはなく、患者の年齢も様々ですが、6歳以下、特に1〜4歳に多く見られます。

 

また、20〜30歳代の患者もやや多く見られます。

 

ではまずは、
「出血性結膜炎の症状」について詳しく説明しましょう。


急性出血性結膜炎の症状とは!?

急性出血性結膜炎の症状は、
突然の目の痛みや異物感で始まります

 

発症すると、角膜(黒目)の中にびまん性混濁(白いぶつぶつ)が現れ、これが眼の痛みを引き起こしていると言われています。

 

その後、

 

結膜の充血 ⇒ 結膜下出血 ⇒ 白目が赤くなる

 

という風に進行します。

 

その他の症状としては、

 

●まぶたの腫れ
●まぶたの濾胞(小さいブツブツ)
●目やにが出ることもあります。
●頭痛
●発熱

 

を伴う場合があります。

 

なお、
最初は片方の目から発症し、1〜2日後にもう一方の目に症状が現れることが多いです

 

 

では続いて、
「出血性結膜炎の原因」について説明しましょう。


出血性結膜炎の原因とは!?

急性出血性結膜炎の原因は、ずばりウイルス感染です。

 

ウイルスは、

 

●エンテロウイルス70型
●コクサッキーウイルスA24型

 

の2つであり、どちらもエンテロウイルスの仲間です。

 

どちらのウイルスも症状がほぼ同じのため、症状だけでどちらのウイルスに感染しているかは判別できません。

 

潜伏期としては、

 

●エンテロウイルス70型
⇒1日程度

 

●コクサッキーウイルスA24型
⇒2〜3日程度

 

です。

 

感染経路としては、
「患者の目から出る涙や目ヤニ」が、他人の目に触れる事で感染します

 

そのため、

 

@急性出血性結膜炎の人が目をこする ⇒ Aつり革を持つ ⇒ B他人が同じつり革を持つ ⇒ C持った手で目を触る

 

上記の様な生活の一部でも、知らず知らずに人から人へと感染します

 

 

では続いて、「急性出血性結膜炎の治療」について説明します。


 急性出血性結膜炎の治療とは!?

眼科専門医が診察をすれば、
ほぼほぼ「急性出血性結膜炎である」と診断することができます。

 

上記で説明の通り、原因はウイルス感染によるものです。

 

風邪ウイルスにも同じことが言えますが、これらウイルスに対する薬は存在しないことから、急性出血性結膜炎の治療は、対症療法のみになります。

 

対処療法としては、炎症をおさめる消炎薬や、他の細菌に感染するのを予防する抗菌薬を点眼します。
なお、ステロイドは使用しません。

 

この結膜炎はウイルスが原因のため、上記のような目薬を使用して、二次的な悪化を防ぎつつ、放置していれば基本的には1週間ほどで治ります

 

しかし、原因ウイルスがエンテロウイルス70型の場合は、6〜12ヵ月後に手足が運動麻痺を起こすことが稀にありますので、注意をしてください。

 

では、どのように予防すればいいのでしょうか??


 急性出血性結膜炎の予防とは!?

上記の通り、
感染源は、「目から出る涙や目ヤニ」であり、それが目に触れることで感染します。

 

そのため、感染予防のためには、石鹸での手洗いが最も効果的です。

 

上で説明した「つり革」からの感染についても、ウイルスのついた手で、そのまま家の中のタオルを触った場合、それだけで家族全員への感染経路となり得るのです。

 

このように、感染のほとんどが「ものを介して」人から人へ移るのです。

 

発症してから4日間ほどは、感染する力があります

 

もし感染してしまった場合は、他人に移すことのないよう、

 

●手をよく洗い、目をこすらない
●身体を休め、免疫力(体力)を落とさない
●かかっている人は、最後に風呂に入る
●誰かがかかっている場合、タオルの共有はやめる

 

これらを守り、細心の注意を払いましょう。

 

なお、菌は5分間56度以上のお湯につけることで死滅します。

 

アルコールで消毒すると時間がかかりますので、塩素系消毒剤が使える場合はそちらを使うようにしましょう。

 

ちなみに!

 

急性出血性結膜炎は他人にうつる病気のため、学校保健法では伝染病第三種に指定されており、「人にうつる危険がない」と医師や学校医に診断されるまでは、登校できません。

 

《重要》これが一番大切!

結膜炎には、さまざまな種類が存在します。
そのため、初期の段階で「どのタイプの結膜炎なのか?」を、素人が判断するのは難しいとされています。

 

そこで、当サイトでは、
少しでも早く自分の症状を見極め、正しい治療を受けられるように、全タイプの症状や原因などを詳しく説明しています

 

「自分はウイルス性結膜炎のうち、どのタイプなのか?」
「そもそもウイルス性結膜炎なのか?細菌性?アレルギー性ではないか?」

 

そういった広い観点から、自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを見極め、正しく治療をしましょう。


 

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